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『まほうけん』『まじんけん』までは魔法指定が必要。『まれんけい』は魔法指定なし 入手場所流砂の城 特性魔法の後に攻撃すると大ダメージ 覚えるアビリティ レベル 名前 AP 範囲 効果 必要アイテム 初期 まほうけん 1 味単 攻撃魔法を自分に使い、攻撃属性を変える 初期状態 ★ まじんけん 2 味単 攻撃属性を変える。まほうけんよりも効果が高い ルビー5個、エメラルド5個 ★★ まふうじ 3 味単 自分が受ける魔法効果を無効にする。効果は4ターン ルビー6個、トパーズ2個、アクアマリン6個、アメジスト1個 ★★★ まれんけい 3 敵前 魔法攻撃と武器攻撃を一人で行う ルビー7個、サファイア7個、ラピスラズリ3個、アメジスト2個、ダイアモンド1個
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ストーリーを面白くするには魅力的な敵キャラが必要不可欠。 本稿ではスレに書き込まれた魔法陣グルグルの敵キャラを紹介します。 魔法陣グルグルの登場人物(wikipedia) レイド かっこよさを追求する魔族の王子、自称魔界のプリンス。 ククリに惚れているような描写があり、ククリをさらったことも。 主な魔法は 地獄のタコヤキ 「もっちゃらほげほげ!」 俺召喚 「北方より出よ美の神……オレ!」 バーニングフィンガーアタック! <勇者の肩こり・腰痛が治った!> などなど.。 ギャグ漫画ゆえの宿命か根本的に何かが抜けている。 ただし、身の軽さや次々と魔法を使いこなす力は本物。 基本的にグルグル世界にかっこいい闇魔法がない・役立たずなだけにもおもえる。 今回のようなシナリオの場合は様々な魔法を使いこなす強敵になるのでは。 また、ククリとニケにあだ名をつけた男。 「またあったな、ピンクボム&ラッキースター!」 カヤ ニケが勇者として旅立ったコーダイ王国の魔法使いとして身を潜めていた魔族。 実力は本物であり、シリアスな雰囲気をかもしだす。顔も威圧的なじーさん その爺っぷりのせいでグルグルのひとつの特徴である「可愛さ」「楽しさ」が理解されにくく、天敵に近い。 ただしグルグルが決して利かないわけではない。 グルグルとの対決に執念を燃やし、最後はフェアな一面を見せてククリに敗北を認めた。 ギャグ要素として虫好き、ナルシストな一面がある。 どちらかというとレイドはニケのライバルで、実力的にも魔法的にもカヤがククリのライバルにあたる。 魔王ギリ 300年前に世界征服を企むがミグミグ族によって封印されたが復活し唯一のグルグル使いであるミグミグ族の生き残りククリを倒そうとする。 途中までは完全に復活していなかったので自らは動かなかったが後半にて完全復活。 しかしククリによって「恋するハート」で再び封印される。
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前ページ次ページS.H.I.Tな使い魔 一行が町の入り口までやってきたのはそれから二時間後だった。 タバサは近くの岩場に腰を下ろし、本を読んでいた。先ほどの竜がまるでタバサに話しかけるようにして顔を寄せている。 「おまたせ、タバサ。」 キュルケが康一の馬から飛び降りた。 「遅れたけど紹介するわね。あたしの親友、タバサよ。」 本を読んだままのタバサの肩を抱き寄せた。 「こ、こんにちはー」 康一は馬から降りて声をかけてみたが、反応はない。 「無愛想な子ねー」 ルイズはあきれたように言った。 キュルケが康一にずっとくっついたまま離れなかったのでご機嫌ななめである。 「ちょっと無口なだけよ。それにルイズも無愛想さでは負けていないと思うわよ?」 キュルケが軽く受け流すと、ルイズがむっとして睨みつける。 空気が険悪になりそうだったので、ルイズが爆発する前に康一は話題を探した。 「え、えーっと、そういえばルイズは何を買うつもりだったの?」 「・・・あんたにいろいろ買ってあげなくちゃいけないじゃない。杖とか。」 「杖?」 メイジでもない自分に杖などいるのだろうか。 ルイズはコーイチの耳元に口を寄せた。 (あんたの『スタンド』。魔法だってことにしたら都合がいいでしょ?) 「ああ、そっかぁ!」 康一は納得した。 スタンドをおおっぴらに使えないおかげで、ギーシュとの決闘ではひどい目にあった康一である。 杖さえ持っていれば、『スタンド』も『東方式のちょっと変わった魔法』としてみて貰えるかもしれない。 「なに、どういうこと?ダーリンって魔法が使えるわけ?」 キュルケは理解できない様子である。タバサは黙ったまま何も言わない。 「(そっか。康一の『スタンド』のこと、知ってるのわたしだけなんだ。)」 秘密を共有しているようでなんだか嬉しい。 「(そうよ。キュルケが無駄に色気を振りまいたって、所詮は他人だわ。わたしはご主人様なんだもの!)」 自信を取り戻したルイズは、とたんに上機嫌になった。 「たいしたことじゃないわよ。ちょっとあんたにはいえないけど。」 なんて澄まして見せる余裕まである。 キュルケからすると、非常におもしろくない。 康一から聞き出そうとするも、言葉を濁されるから余計である。 ほら、さっさと行くわよ。背を向けるルイズに向かってつぶやいた。 「いいわ。いずれじっくり聞き出してあげるんだから!」 「へぇ!なんだかいろいろなものがおいてあるなぁ~!」 康一はきょろきょろと興味深そうに店の商品を覗き込んでいる。 露店に挟まれた通りは非常ににぎやかで、人でごった返している。 売っているものも、肉や野菜や服などといったよくみるものだけでなく、日本では到底見れないようなものも並んでいる。 ビン詰めの目玉なんかがあったりしたが、あんなの何に使うんだろう。 「ここはトリステインで一番の大通り、ブルドンネ街よ。」 ルイズは心持ち得意げに説明した。 「え?一番の大通り!?」 康一は驚いた。単に近くの街だと思っていたのだ。 「それにしては・・・ちょっと小さい気もするなぁ~」 意外と規模の小さい国なんだろうか。 「なにわけわかんないこと言ってんのよ。ほら『杖』の店はこっちよ!」 ルイズは康一の手を引いた。 「あ、ちょっと待って!あの路地の奥に、『剣』の絵が描かれた看板が見えるんだけど・・・」 康一は薄暗い路地を指差した。 「そうね。武器屋があるんでしょ。それがどうかしたの?」 「いやぁー!ちょっと感動っていうか・・・!」 ゲームでよくあるような武器屋の看板が実際にあるのだ。 うわぁ、やっぱりファンタジーな世界なんだなぁ!と康一はわくわくした。実際の武器屋ってどんな感じなんだろう。 「ちょっと見てくるね!」 康一が走り出すので、ルイズはあわてて追いかける。 「こらー!武器屋になんて行ってどうするのよー!」 「やっぱりダーリンも男の子なのねぇ。」 キュルケとタバサも後を追った。 「おーい、坊主。ここはおもちゃ屋じゃねぇぞ。」 武器屋の店主は、さきほど入ってきた小さな少年に声をかけた。 ちょうど客もおらず、暇だったから構わないのだが、あまりにも目をきらきらさせて店を見回しているので苦笑する。 「あ、ごめんなさい。ぼく、こういう店、初めてきたんですよねー!」 まぁ害もなさそうだから放っておくとしようか。金も持ってなさそうだし。 と、そこへ今度は貴族の小娘が入ってきた。 すかさず店主は腰を低くした。 「いらっしゃいませ貴族様!当店はまっとうな商売をしておりまさ!怪しいものなんてなにも・・・」 「別にこの店に用があるわけじゃないわ。」 もみ手をする店長に、ルイズは興味なさげに返した。 「ほら、コーイチ。行くわよ!」 ルイズが袖を引っ張るが、康一は「もうちょっとだけ!」と壁にかけられている武器にかじりついている。 「(へぇ、ひょっとしてこの坊主は貴族の従者かなにかか。ってことはカモがネギしょってきたのかもしれん。)」 店主はにっこりと笑った。 「なんならお似合いのを見繕いましょうか?」 康一は嬉しそうに振り向いたが、残念そうに首を横に振った。 「ごめんなさい。ぼくって、お金もってないんですよね。」 店主は貴族の小娘を見たが、買い与える気など毛頭なさそうである。 そこに今度は、まぶしいほどの色気がある赤毛の美女と、青髪の娘が入ってきた。こちらも貴族らしい。 「あたしが買ってあげてもよくてよ?」 キュルケが康一に声をかけた。 しかしルイズが立ちはだかる。 「わたしの使い魔に変なものあたえないでよ!それに剣なんか買ってもしょうがないじゃない!」 「いいでしょ。あたしが何を買おうと勝手だし、コーイチが何を貰うのも勝手だわ。」 あのー、と康一が声をかけた。 「剣って杖の代わりにならないの?」 杖はただの棒じゃないから、代わりにはならないけれど・・・とキュルケはあごに人差し指をあてた。 「でも、魔法衛視隊なんかは、大体レイピア形の杖を持ってるわね。それに、傭兵をやってるメイジで、杖の機能を持たせた武器を使ってることはあるらしいわ。」 康一は財布を握っているルイズを見た。 「どうせ買うならそういうのがいいかなぁ~。って思うんだけど・・・高くなるのかな。」 店主がすかさず割り込んだ。 「いえいえ!当店は平民用の武器だけでなく、メイジ様にもぴったりな武器も多数取り揃えておりますですよ!傭兵のお客向きの商品などは、貴族様が使う杖などよりお安くできまさ!」 意地があるので決して口にはしないが、実は康一の治療費やらなにやらで、少し懐が心もとないルイズである。 自分が知っている店は貴族用の高級な店で、かなりの出費を覚悟していただけにその言葉には少し惹かれた。 「ま、まぁコーイチがそんなに欲しいなら、考えないでもないわ。」 ルイズが同意して見せると、店主は「では少々お待ちください!」と奥に引っ込んだ。 あの貴族の小娘たちと従者。関係は良くわからないが、雰囲気は貧乏貴族ではない。 おそらくかなりの金を持っているはず、と店主は睨んだ。 笑顔で一本の長剣を抱えていく。 「こちらなどはどうでしょう。かの高名なシュペー卿の鍛えし大業物!ちょっとお値段は張りますが、鉄を紙のように切り裂くって触れ込みでさぁ!もちろん、お望みのように杖の代わりとしても使えますぜ!」 宝石や金の装飾の散りばめられたいかにもな宝剣である。 「・・・ちなみにそれ、いくらなの?」 「そうですねぇ。本当はエキュー金貨で2500はいただきたいところですが・・・今回は、2000エキュー。新金貨なら2500で結構でさ!」 「2000!?ちょっとした家屋敷が買える値段じゃない!」 「いいものは値が張るものですぜ?命を懸けるものですからねぇ。」 店主がもっともな顔をして言う。 ルイズは顔をしかめた。 「・・・もっと安いのはないわけ?100くらいの。」 「まともな剣を買おうと思えば、少なくとも新金貨で200はしますがね。まぁそこにあるのは一律200ってものでさ。」 店主は店の隅で剣が無造作に束ねられている一角を指差した。 「しかし、貴族様の従者に持たせるには、あのあたりの凡庸なのは少々物足りないと思いますがねぇ。」 すると、突然、ガチャガチャという音とともに声が聞こえてきた。 「誰が凡庸だ、このスットコドッコイの詐欺親父!!このデルフリンガー様をそこらの剣と一緒にするんじゃねーよ!」 一行は驚いて声のするほうを見つめた。 「だいたい、そんなコゾーに持たせるならおしゃぶりのほうがお似合いだぜっ!」 「こ、こらデル公!お前はだまってろ!」 一本の錆びた長剣がカチャカチャと鍔を鳴らしているので、タバサがするりと引き抜いた。 「こら!小娘!勝手に触ってんじゃねぇよ!」 タバサはそんな剣の罵声に耳を貸さず、しばらく見つめてから康一に手渡した。 「インテリジェントソード」 「ま、まさかこの剣がしゃべってるのかぁ~!?」 康一は手に持ってしげしげと剣を眺めた。でもスピーカーはついてないしなぁ。 すると、それまで騒いでいた剣が、突然黙り込んだ。 「・・・おでれーた。おめぇ『使い手』か。」 「『使い手』ってなに?」 当然ながら今まで剣など触った事もない康一である。 「俺の柄を握ってみろ。」 言われるがままに、両手で柄を握ってみる。 すると、康一の左手のルーンが青白く光を放ち始めた。 キュルケが叫んだ。 「だ、ダーリン!手のルーンが光ってるわよ!?」 前ページ次ページS.H.I.Tな使い魔
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背後から飛来した氷槍は、一発の無駄もなく、ルイズを縛る触手を断ち切った。 次第に晴れる爆煙のなかを、タバサが駆け寄ってきた。 「タバサ、ナイス!!」 細かいことを任せれば、天下一品のタバサに、キュルケは感謝した。 タバサはそれに答えることなく言った。 「今のうち。早く逃げる」 上空から、タバサの使い魔である風竜のシルフィードが舞い降りてきた。その背中には、意識を失ったコルベールを乗せている。 シルフィードで空へ逃げるということか。 キュルケは地面に倒れ伏すルイズに駆けより、その傷だらけの体をソッと抱き上げた。 しこたま吸血されたせいか、ルイズの体は羽根のように軽かった。 (……かっこ…つけて……) 泣いてる暇はない。 ルイズを抱えたキュルケは、シルフィードの元へ駆け寄った。 タバサはすでにシルフィードに乗って、2人を待っていた。 「お待たせ!!」 颯爽とシルフィードの背に跨ったキュルケを見やると、タバサはシルフィードを空へと飛翔させた。 シルフィードが一声きゅる、と鳴いた。 ひとまずは大丈夫だ……。 騎上で2人は今度の今度こそ肩の力を抜いた。 ………。 2人は下を覗いて、あの得体の知れない、ルイズの使い魔の様子を見た。 タバサに断ち切られた触手は既に八割方回復していた。 一体どこまで化け物じみているのか。 そして次に、肉から伸びる触手が、お互いに複雑に絡みついてき、やがて一つの塊を為した。 人類の原始を連想させるような、おぞましい肉塊は、次第に次第にその形を安定させていき、ついには1人の男の人影となった。 下半身は衣服を身につけていたが、上半身はものの見事に裸だった。 太陽光を受け、まるでそれ自体が輝きを放っているかのようなブロンドの髪。 古代オリエントの彫刻を思わせる、艶めかしいが躍動感の溢れる、均整のとれた肉体。 男のくせに、そいつはまるで女のような、怪しい色気を放っていた。 片膝をつき、地に目を落としている。 よく目を凝らしてみないと分からなかったが、その肉体の首の背中の付け根には、星形のようなアザがあった。 広場に現れた場違いなまでの美男子の姿に、2人は釘付けになった。 あまりにも夢中になっていたので、その腕を1人の少女がすり抜けていることに、キュルケは気づくのが遅れた。 「へ……? あっ……!?」 時すでに遅く、いつの間にか意識を取り戻していたルイズが、シルフィードから転げ落ちるように男めがけて落下をしていった。 12へ
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使い魔(守護獣) 魔導師や騎士によって作られた生命体 ベースはネコやイヌ等の動物であることが多い 主人に尽くす存在 防御や支援をメインの魔法にしている 初期基本能力値 肉体 10 敏捷 9 技術 11 理知 12 魔力 10 集中 8 使い魔(守護獣)スキル スキル習得制限 使い魔(守護獣)のスキルをすべて『上限レベル5』で習得可能 魔導師のクラス専用スキル以外のスキルを『習得経験値+1。上限レベル3』で習得可能。 騎士のクラス専用スキル以外のスキルを『習得経験値+1。上限レベル3』で習得可能。 注釈) ただし、魔導師のスキルを習得した場合、騎士のスキルを習得することは出来ず。 騎士のスキルを習得した場合、魔導師のスキルを習得することは出来ない。
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「頼みがあるの・・・・あのね・・・・判っちゃってると思うけど」 「『使い魔』」 「そう。」 もう私が声をかけた時点で推して計れるほど、『ルイズの使い魔行方不明事件』は広まってるって訳。 ああ、頼んでて恥ずかしくなってくる・・・・ 自分でも探した。先生方にも探していただいた。それでも見つからないから、もうこれしかないの。 そう、だから『人海戦術』。 知り合いだろうがそうでなかろうが、片っ端から協力を頼んで(例外はある) 極端に言えば、大人数で『全ての部屋を同時に探す』・・・・これなら見つからないはずは無い。 まあ実際には、『見かけたら教えてね』程度のことなんだけど。 「力になれる?」 「十分、十分過ぎるわタバサ。ありがとう!」 「いい。友達の、友達。」 「・・・・っき、キュルケは友達じゃないわッ!」 ななな何を言い出すやら!確かにね、今は一人でも多くの協力者が欲しいけど・・・・でも! キュルケになんか絶対に頼まない!マリコルヌやギーシュに頼んでも、キュルケにだけは! 「頼むべき」 「い、嫌よ。何てバカにされるかわかったもんじゃないもの。」 「口だけ。協力する」 「タバサは絶対にキュルケを買いかぶり過ぎ・・・・ごめん。友達に、そんな事言うものじゃないわよね」 タバサは何も言わない。 ああ、唯でさえ恥ずかしいお願いしてるのに。私ったらこれ以上、自分を貶めるの?私って奴は何処までバカなのよ! 沈みこんだ気分が更に沈んだところで、タバサの手がとんと肩に置かれる。 「大丈夫。見つかる、きっと。」 ・・・・慰められた。せめてしゃきっとするの!頑張るのよルイズ、メイジなんだから。 『鏡から出ない』と決めてから更に十数時間。日はとっぷりと暮れ、食堂からぞろぞろと出てきたガキどもはとっくにベッドの中で丸くなっている。 そしてオレは、早くも根負けしそうだった。 畜生・・・・腹が減ったし、喉も渇いた!さっきはハッキリと『耐えられない事じゃない!』と思ったのに! 『空腹』と『命の危険』じゃあ重みが違う。生きるのに必要な食事を、『生きる事』と比べるのは馬鹿らしいじゃないか。 しかし、甘かったッ。空腹と渇きでさっぱり眠れないし、気のせいか体温まで下がってきた。(飢えはまだしも、渇きはヤバいんだ。) 生きる為の『三大欲求』の二つが完璧にまいっている。あれ?三つか?女の子は好きだが、今はそんな場合じゃないもんな。 こ・・・・これは。死ぬんじゃないか?オレは。『ルイズに見つからなくても』・・・・鏡の中で『あの女』に怯えてブルブル震えながら、餓死するッ! それだけは嫌だ、嫌だ惨め過ぎるだろおおおォォォォォ!そんな事は!許されない『暗殺者として』ェッ! しっかりしろ、しっかりするんだイルーゾォ。そうだぜ、お前は暗殺者なんだ。 最良と自負するスタンド『マン・イン・ザ・ミラー』を持って、何故こんなにもブルってる?おかしいだろう。 『殺されるくらいなら、殺っちまえ』・・・・これが暗殺者ってもんだろう!違うか?!『そういう風に考えるべき』じゃないのかッ!! 二度と忘れるな!『マン・イン・ザ・ミラー』は最良のスタンドッ!このイルーゾォが決断すれば、『マン・イン・ザ・ミラー』はそれに応える! オレが失敗する事があろうとも、『マン・イン・ザ・ミラー』は失敗しない。だから、オレの気の持ちようなんだ! 怯えるは、止めだッ!オレは逃げる。オレは隠れる。だがオレは怯えはしない! 虎視眈々と『勝利』を狙う、そのために潜むのだ・・・・『マン・イン・ザ・ミラー』はそういうスタンドなのだッ! 実際にはそう『決断』したのはもう一時間も前のことで、今のオレはルイズの部屋のベッドの上(ホームポジションだ)でへばっている。 一時間前、空きっ腹抱えて何をしたかって言うと、こうだ。 まず普通なら「なんだよ、覚悟したんならルイズを鏡の中に引き込めよ、さっさと殺れよ」って思うかも知れないが、オレは違う。 これは言わばマン・イン・ザ・ミラーの能力の『癖』の部分で、今まで相手をビビらせられるって事にしか考えが行かなかったが マン・イン・ザ・ミラーで相手を引き込む時、『相手には鏡の中のオレが見える』んだ。 (ただ外を覗くだけなら安全なんだけどな。何故かは判らない・・・・引き込む瞬間、相手とオレは何かを共有するのかもしれない) ルイズのスタンドは、オレを見るだけで『爆発』させる可能性がある。 「あっ!イルーゾォだ。手間取らせやがって、死ねッ!」・・・・そしてドカン。オレの姿が見えたなら、オレはもうお終いだ! オレはこれが凄ェこわ・・・・・・・・・・凄く警戒している。『ああ、やっぱり爆発した』じゃ遅いんだ。 だからルイズを引き込むなら『寝込み』だ。卑怯とかそんな事は言ってられないんだ。命のやり取りだからな! そう思ってルイズの部屋でベッドが動くのを待って――――ルイズが帰ってこない――――ちょっと考えれば判る事だった。アイツ、オレを探してるんだから。 気を取り直して。 今回ばかりは持久戦はマズいから、オレは方針を変える。相手が目を瞑らないなら、『完全な死角からの攻撃』を。 そのためには、まず一つの鏡は、『覗く』ためだけに使う。そしてルイズが完全にそっぽを向いた時、『もう一つの鏡で、引き込み』そして! 「はっ!ルイズめ。手間取らせやがって、死ねッ!」・・・・スタンドと引き離しちまえばただのメスガキ、負ける気はしない! で、繰り返すが『マン・イン・ザ・ミラー』には鏡が必需品だ・・・・調達しないと・・・・ だが安易にその辺のを割っちまうのは良くない。ルイズがオレを探している以上、音を立てるわけには行かないんだ。 だから『手鏡を探す』ッ! オレの性格上、気分が落ち込んでる時は嫌な事にばっかり気がつく。 まず行動を起こしてはじめに、ルイズの部屋でオレのナイフを見つけた。(何で無いんだろうと思ってたんだ!いつの間に奪われた?)いつも使ってた奴だ。 幸運にも箪笥の隣の鏡に映る位置だったんですぐさま許可する。・・・・が、此処でまず一つ嫌な事だ。 『一緒に持っていた』筈の鏡がねえ・・・・どう言うことだ?普通に考えて、ナイフより鏡を隠す理由が見つからない。 そうだ。オレのスタンドが『鏡に関連する能力』だって気づかれたんだ!オレは洗面所で『消えた』し、鏡鏡って喋っちまっていた。 (まさかイルーゾォは、ルイズが魔法の練習に使って消し飛ばしたとは思わない。 「『万が一』失敗した時に、無くなっても困らないものを使おう。無くなっても私は困らない、って物を――――」) もう一つの『頭の痛くなる事』は、せっかく『覚悟』で剣のように硬く鋭くなっていたオレの気持ちを、どっかのウイルスよろしくグズグズにしてくれた。 『この学校、手鏡なんてもんは存在しないんじゃないのか?』――――こうだ。 探して探して見つからないから泣き言を言ってるんじゃあないぜ。理由がある。 オレは何度目か適当なガキの部屋に入り(『マン・イン・ザ・ミラー』、ドアを開けてくれ・・・・ありがとう、頼りにしてるぜ。)手鏡を探し、 そいつが偶然にも外へ出て行った折、水だけでも飲もうと洗面台の鏡を潜った。 だが、さあ喉を潤そうって時にそのガキは返ってきやがった。(早すぎるだろ)どうにか鉢合わせはしない、入り口でまごまごやっていやがる―――― 「貴族様、寝巻きのボタンを掛け違えてございます。」 「あれっ?本当?」 「只今直して差し上げますから――――はい――――それではおやすみなさいませ。」 おい、ありえるか?『貴族様』だ。こんな会話って、マジに存在したのか? そういえばルイズがそんな事を言ってた気がする。オレは全然取り合わなかったが・・・・だってありえないだろ・・・・? それでだ。 『この学校、手鏡なんてもんは存在しないんじゃないか?』 手鏡ってのは普通身だしなみのチェックに使うものだ。(オレはこの認識がだいぶ甘くなっているが) それが旧時代の遺産のメイドだの貴族だのだと話は全然別で、 身だしなみのチェックってのはメイドがやって、自分じゃあやらない。自分を見る必要がなければ、手鏡は要らない・・・・ も、勿論ゼロって訳じゃないだろう。『手鏡』って概念が無いわけじゃない(はずだ)から、ある事にはあるかも知れない。 でも、『いらない物』を持つ奴は少ないぞ。ぐっと減る・・・・見つけられるか?そいつを直ぐに。この空きっ腹で。 (出ちゃおう、かな・・・・) (ルイズは部屋に帰ってない・・・・鉢合わせなければ、大丈夫かもな?) (いや、こういう諦めの上での行動は『よくない』ぞイルーゾォ。) (でも、何か食わなけりゃ死んじまうよ) (直ぐには死なねえさ。大丈夫。三日は持つ) (我慢しろよオレ。我慢しろよイルーゾォ。お前は暗殺者だぜ?) (水分もったいないから泣くなよ。) (暗殺者だろ・・・・しゃきっとしろよ!頑張るんだイルーゾォ、暗殺者なんだから・・・・・・) (暗殺者なんだから、闇にまぎれて足音を立てずに歩くくらい。出来るよな!) オレは外へ出た。 こんなに外の世界に希望を持つのは初めてだ!大丈夫、気配を殺す。ちょっとやそっとじゃ見つからない。 さし当たって何か食い物。食い物。食い物。そんで鏡・・・・・・ 「きゃあっ!」 気配を殺していたがゆえに、ぼーっと歩いていたオレに思いっきり女がぶつかった。・・・・オレって奴は何処までバカなんだ!
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騎士 近接戦闘特化型魔法士 人形使い 仮想精神体制御特化型魔法士 炎使い 分子運動制御特化型魔法士 光使い 時空構造制御特化型魔法士 龍使い 身体構造制御特化型魔法士 悪魔使い・元型 操作 並列 合成 創生 天使 同調能力者 出来損ない ほとんど演算素子のみ出てきたIブレイン 二重 並列処理 千里眼 情報読み取り特化型魔法士 幻影 量子力学的制御
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やっつけ うろ覚え 説明風味 間違っていたり気になるところは書き換えていってください 名前 必要なLore 説明 必要な秘薬 影響する属性 acid dart 2 単発の飛び道具。 Water berserk 4 狂戦士状態になり腕力が増す…はずなんだけどバグで逆に下がる気がする。効果中は魔法が上手く扱えなくなり、HP表示が隠される。 Fire / Mind bless 7 アイテムを祝福しblessed状態にする。対象が呪われているアイテムの場合解呪する。はず。しらない。 Life blink 1 ごく短距離の瞬間移動。出現場所はランダム。壁越えとかできる。 Spirit blizzard 4 氷の玉を飛ばし着弾点を中心に範囲攻撃。Water Magicを上げると範囲が増す。自爆に注意。 Water blood dart 1 単発の飛び道具。弱い。 Death bravery 1 恐怖に対しての耐性を得る。Skull shieldやCloak of Lionと併用で便利。 Life / Mind charging 4 魔法道具の使用回数を増やす。注入に失敗するとぶっ壊れる。 salt, pixie dust Spirit charm monster 4 隣接しているモンスター1体を魅了して操る。操った低級モンスターを罠部屋へ、とか。 Mind confuse monster 1 隣接しているモンスター1体を混乱させる。モンスターの指定には名前入力が必要なはずなので使いづらい。 Mind confusion 3 放射状に混乱光線を放つ。効果のある敵さえ把握できていれば有用。 Mind continual light 5 現在位置に明かりを灯す。広範囲を照らせる光源があればいらないはず。 pixie dust Life create earth wall 3 指定の方向に壊せる壁を作る。敵の攻撃を防いだりモンスターを召還する際に狙った場所に出現させるために使ったりも。 Earth create food 1 無から食料を生成する。腹減りで困るゲームでもないのであまりお世話にならない。 Life create lava 7 溶岩の地形を作り出す。PK専用のフィールドでのみ使える対人魔法。役に立つかはしらない。 sulfur, ashes, fumes Fire / Earth create pool 7 同上。水。 vial of water Water create trap 3 同上。罠。 hand of glory Death / Mind cure blindness 2 盲目状態を解除する。この手の魔法は名前を指定すれば仲間にもかけられる。 Life cure poison 3 毒状態を解除する。 Life curse 4 アイテムを呪う。誰の?自分の。何のために?しらない。 Death darkness 6 周囲を暗くする。自分が使っても役に立たないが敵が使うと結構邪魔。 Death darksight 4 暗視を得る。光源で照らすのとどう違うんだろう? Air / Mind death ray 14 直線状に即死光線を放つ。プレイヤーは主に放たれる方。 dragon s claw Death destroy armor 2 自身の鎧を破壊する。使わない。 Earth / Death destroy object 4 アイテムを破壊する。いったいどういうとき使うのかと。 Earth / Death destruction 9 視界内の敵全てにMagic属性ダメージ。期待すると泣く。 ashes, pixie dust, nightshade berries Death / Spirit dig 1 直線状に掘削光線を放つ。壊せる壁を容易に崩せるが、使いたい場所に限って魔封されていたりする。 Earth / Death dispel confusion 1 混乱状態を解除する。混乱時には詠唱に失敗することがあるので解除をこれに頼るなら注意。 Life / Mind dispel fear 1 恐怖状態を解除する。 Life / Mind dispel paralysis 1 麻痺状態を解除する。 Air / Life dispel slow 1 減速状態を解除する。 Air / Life dragon breath 13 放射状に強力な炎を放つ。使用する秘薬が高価。火への高い耐性がないと一瞬で黒こげです。 ashes, powdered dragon bone Fire / Death enchant armor 6 防具を魔法で強化して耐久力と防御力を上げる。強化に失敗すると爆発して粉々に。 1000gp相当のルビーそ Earth / Spirit enchant weapon 6 武器を魔法で強化して耐久力と攻撃力を上げる。攻撃にMagic属性がつくため、それに耐性のある敵には弱体化することも。 Earth / Spirit enlarge armor 4 防具を大きくする。種族に合った大きさに変えよう。なおサイズ変更の際に防具を傷めてしまうので、脆い防具は一発で塵になることも。 pixie dust Earth enlightenment 9 自身の腕力や耐性を数値で知る。 Mind excavation 6 放射状に掘削光線を放つ。digでいいじゃない。 salt Earth / Death fear 2 放射状に恐怖光線を放つ。効果のある敵さえ把握できていれば有用。 Mind find traps 3 隠された罠を発見する。はずなんだけどこれ効果なくない? Life / Mind fireball 4 火の玉を飛ばし着弾点を中心に範囲攻撃。Fire Magicを上げると範囲が増す。自爆に注意。 Fire firebolt 3 直線状に炎を放つ。fireballにさらに重ねて使う。たぶん。 Fire firefrost 4 壁に当たると跳ね返る玉を放つ。扱いが難しい。 Fire / Water firespray 6 放射状に炎を放つ。撃ち終わる前にほかの行動をすると放射が止まってしまう。 sulfur Fire firewall 3 指定した方向に長時間留まる炎の壁を設置する。今は秘薬を消費することはない様。 sulfur Fire flame blade 3 一定時間武器に炎を付与する。使用した武器は損傷を受ける。 Fire flame shield 6 一定時間周囲1マスに炎を発生させる。敵はもちろん戦利品や商品なんかもガンガン燃やします。 sulfur, pixie dust Fire fly 5 一定時間飛行状態になる。飛行中は一部の罠や地形に影響されず移動できる。 pixie dust Air forestry 1 森林地形をすばやく移動できるようになる。らしい。 Earth / Life fortress 5 周囲に城壁を作り出す。たぶん、自分から解除するまではどんな攻撃も通さないので存分に引きこもろう。モンスター召還と組み合わせると効果的。 rock Earth free action 5 麻痺と減速への耐性を得る。便利。 Life / Mind frost blade 4 一定時間武器に冷気を付与する。使用した武器は脆くなる。 Water frost ward 6 一定時間周囲1マスに吹雪を発生させる。これもflame shield同様何でも壊す…と思う。 alt, pixie dust Water frost wave 4 自分を中心に吹雪で範囲攻撃。雑魚散らしに使う? Water glimpse 2 広範囲を照らし尚且つ透視する。とても見通しが良くなるがMind Magicを上げていないと一瞬で効果が切れる。 Mind heal 10 HPを最大値まで回復する。秘薬にcloverを使う点に注意。 clover Life icestorm 6 放射状に吹雪を放つ。firesprayと同様。 vial of water Water identify 8 未識別のアイテムを識別する。使えないなら有料の鑑定テーブルで。 pixie dust Mind illusionary wall 1 壊せる壁の幻を設置する。誰も騙されませんし。 Spirit imprison 8 指定したモンスターの周囲を壊せる壁で囲む。壁で囲ってしまいたいような敵は大抵すぐ壁を壊して出てくる。 a stone Earth invisibility 7 透明化する。透明化は生存率を上げるためにほしい。でも魔法より薬のほうが…。 pixie dust Air join player 8 パーティメンバーのそばに瞬間移動する。いや俺一人ぼっちですし。 bat wing Air knock 1 扉や宝箱を開錠する。Mind Magicに自信がないなら巻物か杖で。 Mind know alignment 2 なにこれはじめてみた Mind life blade 1 一定時間武器に浄化効果を付与する。アンデッドに追加ダメージ。 Life light 1 明かりを灯す。Life Magicで明るくなりそうだけど未確認。 Life lightning bolt 4 直線状に電撃を放つ。 Air lightning shield 6 一定時間周囲1マスに電撃を発生させる。これもアイテム壊すと思う。 pixie dust, sparkweed Air magic dart 1 単発の飛び道具。 Spirit magic map 10 周囲の地図を作成する。使ったことない。どんなもんか。 phoenix feather, map Air / Mind magic mine 8 足元に地雷を設置する。踏むか15秒経つと爆発する。後を追いかけてくる敵にお見舞いしてやれ!弱いけどな。 sparkweed, graveyard dirt Earth / Death magic mouth 1 足元にメッセージを残す。踏むとメッセージが再生される。 Mind magic whip 1 魔法の鞭を生成する。Air Magicで持続時間が、Death Magicで威力が高まる。鞭使いの主力武器。 Air / Death major healing 5 HPを大回復する。 Life mana shield 3 HPへのダメージをMPのダメージに変換する。Spiritは出力に影響し(7が最大)、Mindは高いほど長持ち。 Mind / Spirit medium healing 3 HPを中回復する。 Life minor healing 1 HPを小回復する。 Life pacify 6 隣接する敵1体を落ち着かせて攻撃をやめさせる。らしい。 Life / Mind paralysis 4 放射状に麻痺光線を放つ。効果のある敵さえ把握できていれば有用。 Mind paralyze 2 隣接する敵1体に麻痺。paralysisでいいんじゃないですか。 Mind petrify 10 直線状に石化ガスを放つ。即死。石化した敵はバリケードになる。 nightshade berries, belladonna Earth / Death poison 2 きっと隣接する敵1体に毒なんじゃないかなあ…。 Death poison breath 5 放射状に毒霧を放つ。吸っても平気。 Death poison cloud 4 毒液を飛ばし着弾点を中心に範囲攻撃。毒自体が大した事ない。 Death prismatic shield 11 一定時間周囲1マスに炎と氷と雷を発生させる。お店に入るときはdispelで消そう。 pixie dust, sparkweed, sulfur, salt Fire / Water / Air recall 5 唱えた場所を帰還地点として記録し"recall"とコマンドすることで帰還地点へ瞬間移動する。でも本当に使いたい所では封印されてて大抵使えない。 Spirit regeneration 2 HPの自動回復量を増す。 Life remove curse 5 アイテムの呪いを解く。装備の付け替え自由だわお金はたまるわで便利。 pixie dust Life / Spirit remove damnation 9 アイテムの強力な呪いを解く。巻物で十分なんじゃない? pixie dust, powdered dragon bone Life / Spirit repair 4 装備を修復する。鍛冶屋と同様、修復するたびに脆くなる。 clover Earth / Life resist cold 1 冷気への耐性を得る。無ければ巻物で。 Water / Life resist curse 4 呪いへの耐性を得る。あまり効果は期待できない。 Life / Spirit resist fire 1 炎への耐性を得る。無ければ巻物で。 Fire / Life resist magic 2 魔法への耐性を得る。魔法全般への耐性ではなくMagic属性への耐性って事だと思う。たぶん。 Life / Spirit resist paralysis 1 麻痺への耐性を得る。free actionでいいんじゃない。 Life / Mind resist petrify 3 石化への耐性を得る。食らうと即死なのでどこかで確保せな。 Earth / Life resist shock 1 電撃への耐性を得る。無いなら無いでなんとか。 Air / Life restoration 12 ドレイン攻撃で吸い取られた経験値を取り戻す。 Life resurrection 25 死亡時に失った経験値を取り戻す。これを使うときは自分のお墓の上で使う必要があり、そこまで辿り着けなければどうしようもない。 phoenix feather Life sandstorm 2 放射状に砂嵐を放つ。弱いかも…。 Earth / Air satiety 6 お腹を満たす。軽量な食料の代わり…? Earth / Spirit scare monster 1 たぶん隣接する敵1体を恐怖させる。 Mind scrying 8 ほかのプレイヤーのプレイを覗く。覗くときは了解を得てから。設定で見られなくすることもできる。 belladonna Mind see invisible 1 透明な物体を見る。透明になった自分が見えなくてどうしようというときにも。 Air / Mind shrink armor 2 防具を小さくする。種族に合った大きさに変えよう。なおサイズ変更の際に防具を傷めてしまうので、脆い防具は一発で塵になることも。 pixie dust Air slow 3 放射状に減速光線を放つ。使ったことが無いけど役に立ちそうな気がする。 Life slow poison 1 毒の進行を遅らせる。それだけ。 Life speed 3 移動速度を上昇させる。速度上昇を体感できるほどAir Magicを上げたことがないのでよくわからない。 Air spirit spy 4 なんだろう? eye of newt Spirit static blade 2 武器に電撃を付与する。一回強力な電撃を放った後は効果切れだったっけ? Air stonewind 17 放射状に石化ガスを放つ。コストが高すぎる。 root, nightshade berries, belladonna, pile of ashes Earth / Death strength 3 腕力を上昇させる。運搬量の底上げに。それなりに長持ちする。 Earth / Life summon air elemental 6 や Pixie dust Air summon animal 3 く bit of fur Life summon demon 6 た demon ichor Death summon earth elemental 6 た salt Earth summon elemental 5 ず clover Spirit summon fire elemental 6 め pile of ashes Fire summon golem 6 ! clove of garlic Earth summon insect 4 ! pile of ashes Life summon monster 3 高レベルのLife Magicでは色々でる。 pixie dust Life summon player 10 パーティメンバーを自身のそばに瞬間移動させる。い phoenix feather Spirit summon undead 6 アンデッド系モンスターを召還する。これで召還されるGhastが頼りになる。 graveyard dirt Death summon water elemental 6 ! vial of water Water teleport 4 長距離の瞬間移動。出現場所はランダム。緊急回避には向かない。 Spirit thunderbolt 1 単発の飛び道具。 Air thunderstorm 13 放射状に強力な雷撃を放つ。使用する秘薬が高価。 lightning stone Air vampire blade 5 一定時間武器に吸血効果を付与する。敵を切りつけるごとにHPが小回復。生物からしか吸血できない? Death water breathing 4 水中呼吸を得る。水中でゆっくりしたいならamulet of water breathing。 Water / Air water walk 2 水上歩行を得る。 Water wizard eye 2 魔法の目玉を遠隔操作して広い範囲を見渡せる。目玉は無敵なので通路の先を安全に調べられて便利。Spirit Magicを鍛えると目玉に暗視が付く。 Spirit wizard lock 1 扉や宝箱に施錠する。使ったことは無い。 Earth word of recall 7 近くの教会に移動する。詠唱から発動までに間があるので緊急非難には向かない。 Spirit xray 6 壁を透視する。glimpseと違い照明はなく透視範囲は狭いが効果が長い。 Air / Spirit
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翌朝、何とか動けるようになったロングビルを御者役に、一行は出発した。 馬車といっても、屋根のない、荷車のような馬車である。 襲われたときに、直ぐに迎撃出来るようにとのことだ。 その馬車の上、ルイズは歯ぎしりをし、 かつてないほどの憤りを感じていた。 何たってこんな事になったのか…………馬車に乗っているのは、 ルイズを含めて、四人に増えてしまっていた。 ルイズと、DIOと…………キュルケとタバサだった。 早朝、馬車を待っている2人の前に、 何処から聞きつけたのか、オスマンとともに表れたのだ。 「この2人は、そなた同様、 フーケ拿捕に、貴族の誇りをかけると申しておる。 同行させるのじゃ」 そういうオスマンに対して、まさかNOと言えるわけがない。 ルイズに選択肢は無かった。 結局、ルイズの返答を待つことなく、2人は堂々と馬車に乗り込んだのだった。 「なんであんたがここにいるのよ、 ツェルプストー」 カッポカッポと馬車が行く音が森に広がるなか、 唇を軽くへの字に曲げて不満を漏らしたルイズに、 キュルケはその炎のような髪をかきあげた。 「ふん。 ヴァリエールに抜け駆けなんて、させないわよ。 うわさはとっくに学院中に広まってるわ。 それに、首尾良くフーケを捕らえれば、名を上げることができるのよ? ベストチャンスじゃない! ヴァリエールにはもったいないくらい」 ルイズは顔をしかめた。 どうやら2人はフーケを生かして捉えるだけのつもりらしい。 しかし、ルイズはフーケを殺害しに行く。 つまり、板挟みの形になる。 あちらが立てばこちらが立たずだ。 まいったことだと頭を悩ませながら、ルイズはその視線を、 キュルケの隣で黙々と本を読んでいる青髪の少女に移した。 その身長よりも大きな杖が印象的だ。 「で、なんでこの子までついてきてるわけ?」 ルイズの質問に、タバサがついと顔を上げて、 キュルケを指差した。 「心配」 一言そういうと、タバサは再び本を読み始める。 タバサが口数の少ない子であることは、 ルイズもある程度分かってきていた。 だから、その簡潔きわまりない返事に対して、イラつくようなことはしなかった。 しかし、このタバサという少女、馬車に乗ってからというものの、少々挙動不審であると、ルイズは感じていた。 本を読んでいるだけかと思ったら、時々顔を上げて、 DIOの方をチラチラと窺っているのだ。 まさかあのメイドみたいに手込めにしたのではないかと、 ルイズは一瞬冷や冷やしたが、どうやら違うようである。 DIOを見るタバサの目は、脅威と興味がない交ぜになったようなそれであり、 少なくとも好いた惚れたといったものではないことがわかる。 ならば、タバサがいくらDIOに気を向けようが、それはルイズの口を挟む領分ではない。 一方のDIOはと言えば……普段と変わらない。 体格上の理由から、馬車の一番後ろに陣取ることになったDIOは、 ルイズがせっかく買ってやった平民用の普段着を着ることなく、例の如く上半身裸だ。 出発の時、ルイズはこの事にかなりお冠だったが、DIOは一向に聞く耳を持たなかった。 これこそ自分のスタイルだと、言わんばかりだ。 確かに、半裸のDIOは、精密な彫刻のようである。 繊細ながらも力強さを感じるDIOの肉体には、男も女も持ち得ない、 奇妙な色気を感じる。 ほとんど四六時中行動を共にしているルイズにとってはたまったものではないが、 時間が迫っていたせいもあり、嫌々…本当に嫌々ながら放置することにした。 久方ぶりにルーンに魔力を注いでやろうとも思ったが、 この旅の終わりには、フーケが待ちかまえているのだ。 どうにも出来なかった。 精神力の消耗は、極力避けねばならないのだ。 DIOのベルトと、深緑色のズボンの両膝とに輝く、ハートマークの飾りが憎らしい。 そのDIOの足下には、以前買った剣が2本とも、無造作に転がっていた。 DIOによると、2本とも持ってきたのは、 片方を『予備』にするためらしい。 つまり、どちらかが折れてしまうかもしれないという事だ。 一体どちらがポッキリ逝ってしまうことになるのか、ルイズは楽しみだった。 ルイズの視線は、デルフリンガに一点に注がれていた。 ―――と、馬車でのぶらり旅が退屈になってきたのか、キュルケが、 さっきから何も話さずに手綱を握るロングビルに話し掛けた。 「ねぇ、ミス・ロングビル………、怪我をしてらっしゃるんだから、 手綱なんて、付き人にやらせればいいじゃないですか」 単純な親切心から出たらしいキュルケの言葉に、ロングビルはにっこりと笑った。 「いいのです。この方が、フーケの隠れ家までの距離が、よくわかりますの。 それに、わたくしは、貴族の名を失くした者ですから」 キュルケはキョトンとした。 ロングビルは、オールド・オスマンお抱えの、有能な秘書である。 そんな彼女が、貴族でないとは、一体どういうことだろうか? ロングビルの話によると、 オールド・オスマンは、貴族や平民といった事柄に、拘らない人なのだそうだ。 曰わく、 『ワシは、厳しい。 しかし平等主義者じゃ! 差別は許さん。 貴族、平民、王族、亜人、エルフ……etc. ワシは差別をせん。 全て、平等に価値が『無い』!!!』 だそうである。 あのオスマンなら、もっともなセリフだと、その場にいた4人は妙に納得した。 興味をそそられたのか、キュルケは少々突っ込んだ話をし始めた。 「差し支えなかったら、事情をお聞かせ願いたいわ」 貴族の名を失うことになった過程を聞こうというのだ。 ロングビルは困ったような微笑みを浮かべた。 言いたくないのだろう。 「いいじゃないの。教えてくださいな」 キュルケは興味津々といった顔で、ロングビルににじり寄った。 いい加減見ていられなくなったのか、そんなキュルケの肩を、ルイズが掴んだ。 キュルケはルイズの方に振り返ると、思いっ切り嫌そうな顔をした。 「なによ、ヴァリエール。 お呼びじゃないわ」 キュルケは聞き入れそうにもないが、注意せずに放っておくのも酷だと、ルイズは思った。 「よしなさいよ。昔のことを 『根掘り葉掘り』 聞くなんて………」 何の気なしに口にしたルイズの言葉に、タバサの体がビクンと跳ね上がった。 突然のタバサの動きに、2人はさっきまでの会話をすっかり忘れて、タバサの方を向いた。 見ると、タバサは顔を真っ赤にして、何かを口走ろうとしている自分を必死に抑えているようであった。 それでも無表情なのが逆に怖い。 「タ、タバサ………?大丈夫……?」 ただならぬ様子に、恐る恐るといった感じでタバサに話し掛けるキュルケ。 ルイズはというと、何が起きているのか、サッパリわからず、ポカンとしていた。 しばらく経った後、タバサがふぅと一息ついた。 ゆっくりと2人を見るタバサは、普段と全く変わりがない。 いつも通りだ。 「……なんでもない」 ポツリと呟いたタバサだったが、その言葉には、何も聞くなというような、変な迫力があったので、 2人はその言葉を鵜呑みにするしかなかった。 タバサは再び読者に勤しみ始めた。 ルイズは話を戻すことにした。 「とにかく、人が聞かれたくないことを、無理やり聞き出そうとするのは、 良くないと思うわ!」 ヴァリエールに対する反発心から、キュルケはルイズを軽く睨んだ。 「暇だから、お喋りしようと思っただけじゃない」 「ゲルマニアはどうだか知らないけど、トリステインでは、恥ずべきことなのよ」 キュルケは無言で足を組み、イヤミな調子で言い放った。 「ったく、大体あんた、どうしてフーケを捕まえようなんて思ったわけ? あんたのほうこそ、名誉が欲しいんじゃないの?」 ウシシと笑うキュルケに対して、ルイズは真顔になって答えた。 「私には、どうしても殺らなきゃならない理由があるわ」 キッパリと、突き放すように言うルイズに、キュルケは半信半疑な目を向けた。 「でも、あんた、いざフーケが現れたら、どうせ後ろから見てるだけでじゃないの? そこのDIOに全部まかせて、自分は高見の見物。 でしょ?」 2人は同時に、DIOを見た。 DIOは、移り変わる景色をただただ暇そうに眺めているだけだ。 ルイズは腕を組んだ。 「誰が逃げるものですか。 私も、魔法を使って何とかしてみせるわ」 「魔法? 笑わせないでよ。 あんなのは魔法じゃなくて、ただの爆発よ!爆発!」 当初の話題はどこへやら、 火花を散らす2人は、ギャーギャーと口げんかを始めたが、馬車が森のより深い場所へと入っていくと、 段々静かになっていった。 鬱蒼とする森は、昼だというのに薄暗く、気味が悪い。 ある程度まで進むと、ロングビルが馬車を止めた。 「ここから先は、徒歩で行きましょう」 ロングビルがそう言って、全員が馬車から降りた。 森を通る道から、小道が続いている。 「えっらく暗いわね……」 キュルケの呟きが、森に吸い込まれて消えていった。 森を進む一行は、開けた場所に出た。 森の中の空き地といった風情だ。 真ん中に、廃屋があった。 ロングビルによると、あれがフーケの隠れ家……らしい。 五人はむこうから見えないように、森の茂みに身を隠したまま、廃屋を見つめた。 人の住んでいる気配は全くない。 ルイズ達は、ゆっくりと相談をし始めた。 あーでもないこーでもないと策を練った結果、 タバサの案が採用される事となった。 『まず、偵察兼囮が、小屋に出向いて、中の様子を確認。 フーケが中にいれば、挑発して誘き出す。 そこを魔法で叩く。』 奇襲戦法であった。 集中砲火で、フーケを沈めるのだ。 「で、その偵察兼囮はだれがやるの?」 キュルケが尋ねた。 タバサは無言でDIOを指差した。 全員が一斉にDIOを見つめた。 DIOはため息をついた。 「………私か」 タバサがコクンと頷いた。 「いいじゃない。 名案だと思うわ。 というわけで、DIO、行ってきなさい」 DIOは丸腰のまま、気だるげに立ち上がった。 そして、スタスタと小屋まで近づくと、確かめもせずに小屋の中に入った。 4人は息をのんで見守っていたが、暫くすると、DIOが小屋から出てきた。 誰もいなかった時のサインを出すDIO。 全員が茂みから出て、小屋に歩み寄った。 「誰もいないな」 DIOがそういうと、ディテクトマジックを使って罠がないことを確認したタバサが、 小屋の中へと足を運んだ。 キュルケはなぁーんだと、拍子抜けしたような声を出した。 小屋に入ったキュルケとタバサは、フーケの残した手がかりを探し始めた。 DIOは、自分の仕事は終わりとばかりに、 部屋に突っ立っているだけだ。 家捜しを続ける2人だったが、やがてタバサが1つのチェストの中から……、 なんと、 『破壊の杖』を見つけ出した。 「破壊の杖」 タバサは無造作にそれをもちあげると、皆に見せた。 「あっけないわね!」 キュルケが叫んだ。 DIOはというと、タバサが抱える『破壊の杖』見た途端に、 訝しげな表情をした。 ロングビルと一緒に、小屋の外で待機していたルイズは、 『破壊の杖』発見の報告を受けて、眉をひそめた。 おかしい。 ロングビルの話では、フーケは罠を張って待ちかまえているというではないか。 魔法学院に忍び込み、宝物庫を破るほどの実力の持ち主。 恐らく、自分たちが森に入ったことなんか、とっくにお見通しだろう。 なのに、こうもやすやすと破壊の杖を渡すとは………。 これも、いや、ひよっとしたら、これこそが罠、か? それにしてもリスキーに尽きるだろう。 フーケの意図を読みかねて、ルイズはうむむと唸った。 ロングビルは、いつもの柔らかなものとは全く異なる鋭い視線で、小屋の様子を慎重に窺った。 3人とも、破壊の杖に目が釘付けだ。 次いで、ルイズを見た。 ルイズはロングビルに背を向けて、うむむと唸りながら、思案に耽っている。 ロングビルには目もくれておらず、自分の世界に入り込むルイズを見て、 ロングビルは薄く笑った。 今、彼女は完全にフリーだった。 自分の作戦がうまくいったと確信したロングビルは、喜びもそこそこに、 最後の詰めを行うため、コッソリと茂みの奥へと足を運んだ。 ――――その時だった。 突如何者かが、 "グワシィ!!!" と、凄まじい勢いで自分の肩を掴んだのだ。 ロングビルの体はまるで、『固定化』の魔法でもかけられたかのように、 硬直してしまった。 ……………まさか? いやいやいやいや、そんなバカな。 彼女と自分は、さっきまで、たっぷり15メイルは離れていたはずだ。 彼女であるはずがない。 では、今、自分、の肩、を、掴んで、いる、の、は……………………誰、だと、い、う、の、か? ゴクッと唾を飲む。 ロングビルは意を決して後ろを振り向いた。 「どこに行くのかな?かな?」 笑顔のルイズが、そこにいた。 to be continued…… 39へ
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トリステイン魔法学院、学院長室。 この部屋の主であるオールド・オスマンは、戻った4人の報告を聞いていた。 もっとも、報告をしていたのは専らルイズであった。 オスマン氏は、キュルケとタバサにも状況報告を求めたのだが、 フーケとの戦いで疲労が限界に達したのか、2人の返答は要領を得ない。 キュルケは暇さえあればチラチラとルイズとDIOを見ているし、 タバサは俯いて黙ったままだ。 オスマンは、ルイズの報告を鵜呑みにするしかなかった。 「ほほぅ。 では、『破壊の杖』は取り戻したが、 『土くれのフーケ』は取り逃がしてしまったと…… そう申すのじゃな、ミス・ヴァリエール?」 泣く子も黙るオスマンが、偽証を許さぬ鋭い視線をルイズに向けるが、 ルイズは堂々と胸を張り、ハキハキと嘘八百を並べ立ててみせた。 どうせ確認する方法など、無いのだから。 「はい。 そしてロングビル……つまりフーケがわざわざこのような遠回しな罠を仕掛けたのは ……これはフーケ自らが言ったことですが…… どうやら『破壊の杖』を私達に使用させ、 使い方を知るためだったようです。 私もそれで間違いないと思います」 「お主個人の感想など無用じゃ」 「その通りであります。 お許しを」 ルイズはビシッとあらたまった。 オスマンは顎髭を撫で回すと、深いため息をついた。 年相応の、そして、深い苦悩が混じったため息であった。 「ミス・ロングビルがか……そうか…………そうじゃったか……」 裏切りなど日常茶飯事だろうに、 オスマンは珍しく辛そうな表情を浮かべた。 しかし、それも一瞬のこと。 すぐに鋼鉄の仮面がオスマンを包み込み、あたりに威圧感をばらまき始める。 その空気に当てられて、キュルケとタバサもその場にあらたまった。 「さて、諸君。 よくぞ『破壊の杖』を取り戻した」 ルイズが礼をし、それに続く形でキュルケとタバサが、ぎこちない礼をした。 DIOは壁にもたれかかって、本を読んでいる。 「『破壊の杖』は、無事に宝物庫に収まった。 これで我が学院の体裁は、一応保たれたことになる。 一件落着とまではいかんが、後は我々の……いや、ワシの仕事じゃ。 諸君はゆるりと休むがよい」 後始末をすると言うオスマンの言葉に、コルベールの肩が少し震えたような気がした。 おそらくは、隠蔽のためにクビを飛ばされることになるだろう教師達の何人かのことでも考えているのだろう。 「フーケを取り逃がしてしまったからのぅ、 『シュヴァリエ』の爵位を申請するとまではいかんが、 王宮には報告をしておくぞい。 目をかけてくれることじゃろうて」 ルイズ達は、特に反応を返さなかった。 オスマン自身もどうでもよいのか、少々投げやりだった。 「ふむ、そういえば、今日の夜は『フリッグの舞踏会』じゃ。 予定通り行うこととなった。 今日の主役は君たちという事になっておる。 せいぜい着飾るが良いぞ」 ふぉっふぉっと笑うオスマンに、3人は礼をするとドアに向かった。 ルイズはDIOをチラッと見つめて、立ち止まった。 「先に行くといい」 DIOは、本に目を落としたままルイズに言った。 ルイズは一瞬怪訝な表情を浮かべたが、すぐにどうでも良くなったのか、 さっさと部屋を出ていってしまった。 ルイズが出ていった後、DIOは本を閉じ、オスマンに向き直った。 「用がある……とでも言いたげじゃのう。 残念ながら、お主には報酬はだせん。 貴族ではないからのう。 代わりにといっては何じゃが……二、三の質問には答えてやろう」 オスマンは、DIOが何故この場に残ったのか、おおまかに把握しているようであった。 引き出しからパイプを取り出し、 煙をふかし始めたオスマンに、DIOは質問をした。 「『破壊の杖』……あれは、 私が元いた世界の人間達が作り出した武器だ。 なぜここにある?」 「ほっ、『元いた世界』とな?」 オスマンの目が光った。しかし、オスマンの言葉をDIOは無視した。 質問をしているのは、DIOなのだ。 「あれは何故……どうやってここにやってきた」 取り付く島もないDIOに、オスマンはつまらなさそうなため息をついた。 それと一緒に煙が吐き出され、DIOにかかる。 「あれを私にくれたのは、ワシの命の恩人じゃ」 オスマンは己の過去をあまり話さない。 しかし、今回ばかりは話さないことにはどうにもならない。 仕方なしといったふうに、オスマンは三十年前の過去を話した。 ワイバーンに襲われたこと。 突如あらわれた異様な身なりの男が、『破壊の杖』で助けてくれたこと。 看護をしたが、死んでしまったという事。 話を全部聞き終えた後、 DIOは一つだけ気になる事を尋ねた。 「その男の遺体は、墓の下にあるのかな?」 DIOの奇妙な質問に、オスマンは怪訝な表情を浮かべたが、答えてはいけないというわけではない。 オスマンは答えた。 「墓はこの学院内にある。 しかし、遺体はもう存在しておらんよ」 それを聞いて、DIOは顔をしかめた。 「ない……だと?」 「彼の遺言での。 骨も残さずに焼き尽くしたのじゃ。 ワシが責任を持って執り行った」 元の世界に戻る手掛かりが一つ消えたことに、DIOは舌打ちをした。 骨さえ残っていれば、瞬く間に屍生人として再生させて、 尋問をすることも出来ただろうに。 しかしすぐに気を取り直し、 DIOは己の左手に刻まれているルーンをオスマンに見せた。 「では次に、このルーンだ……。 このルーンが光ると、私の傷は瞬く間に塞がり、『馴染んだ』。 今まで一度しか光っていないが……何故だかわかるか?」 オスマンは、話すべきかどうかしばし悩んだ後、口を開いた。 「お主の言う『馴染む』が、どういう意味なのかは分かりかねるがの……。 まぁよい。 それは、ガンダールヴの印じゃ。 お主達が出かけておった間に、コルベールが文献を見つけだした。 伝説の使い魔の印じゃ。」 「伝説?」 「そうじゃ。 伝説によるとガンダールヴは、ありとあらゆる『武器』を使いこなしたそうじゃ」 DIOは首をかしげた。 「……なんとも言いがたいな。 この世界にきて、今まで私が触れてきた武器は、 どれもこれも使い方を知っているものだらけだ。 全く使い方のわからない武器があれば、確かめようもあるが…… この世界の文明レベルでは、無理だろうな」 話はこれまでと、DIOは踵を返した。 部屋の出口まで進み、扉を開けたところで、DIOは思い出したように振り返った。 「あぁ、ところで、鏡の調子はどうかな?」 オスマンがピクリと反応したが、すぐに嘘にまみれた笑顔を向けた。 「おぉ、どこかの誰かさんのおかげさんでの。 しばらく再起不能じゃ。 まったく困った事じゃて」 ホッホッホッと屈託ない(ように思える)笑い声を上げるオスマンを、 DIOはしばらく眺めていた。 が、やがて興味がなくなったのかパタンと、扉を閉めた。 DIOがいなくなった後、オスマンはおもむろにパイプを口から放し、 地面に叩きつけた。 そして、忌々しげにグジグジと踏みにじった。 木屑になるまで踏みつけていても、 オスマンは無表情のままだった。 ――――――――― アルヴィーズの食堂の上の階。 そこが、『フリッグの舞踏会』の会場だった。 着飾った生徒や教師達が、 豪華な料理盛られたテーブルの周りで歓談している。 だが、この舞踏会は、 いつもと少々様子が異なっていた。 土くれのフーケが、学院に現れたという話は、 既に学院中に広まっていた。 そして、3人のメイジによって撃退されたという話も。 だから、今回の舞踏会はどちらかというと、 祝勝会という色合いの強いものであった。 しかし、その主賓……つまりはフーケを撃退したメイジ達の顔は、 ちっとも晴れやかではない。 黒いパーティードレスを着たタバサは、ただ黙々とテーブルの上の料理と格闘している。 だが、タバサが無口なのはいつものことなので、 誰もそんなに気にはとめなかった。 問題はキュルケであった。 ゲルマニア出身の彼女は、 引っ込み思案な傾向のあるトリステインの女性と比べて、 情熱に溢れた積極的な性格をしている。 ダンスパーティーともなれば、 それこそ取っ替え引っ替えで男達と友好を深めたりするはずなのだが…… それをしない。 憂鬱な顔をして壁にもたれ掛かり、 ただぼんやりとパーティーの様子を眺めているだけだ。 幾人もの魅力的な男達がダンスに誘っても、 彼女はやんわりと断るばかり。 中には、いつも明るいはずの彼女が見せる、 物憂げな表情に心打たれて、などという輩もいたが、 彼女はそれも断った。 男達はがっかりしたものだが、 やがては各々別のパートナーを見つけ、それぞれにパーティーを満喫し始めた。 そこに、ホールの壮麗な扉が開いてルイズが姿を現した。 門に控えた呼び出しの衛士がルイズの到着を告げると、 その場にいた貴族達の視線が彼女に集中する。 そして、彼女の美しさに息をのんだ。 バレッタにまとめた桃色の髪。 肘までの白い手袋。 ホワイトのパーティードレス。 どれもこれもが、彼女の高貴さを輝かせている。 その姿と美貌に、ダンスを申し込む男達が列をなすかと思われたが、 不思議なことにそうはならなかった。 誰も彼もが、遠巻きに彼女を眺めるだけ。 彼女を中心にして、まるでドーナッツのような現象になっていた。 それは、彼女の纏う雰囲気のせいとでもいうのだろうか。 貴族達がダンスを申し込むにしても、彼女は高貴にすぎた。 いや、高貴というよりも、何者をも近づけない絶対的な何か…… それこそ王が身に纏うようなオーラが、 まだ弱いながらもしっかりと彼女から振りまかれている。 そのオーラのせいで、誰も近づけないでいたのだ。 ルイズ自身も、他の男には興味がないのかサクサクと歩を進めて、 バルコニーへと姿を消した。 突如現れた一輪の華に、一時は会場も静まり返ったが、 やがて元の喧噪を取り戻し始めていった。 バルコニーに姿を現したルイズは、その贅沢っぷりに頭を押さえた。 バルコニーに急遽設置されたテーブルの上には、 パーティー会場のものもかくやというほど豪華な料理が並べられ、 DIOが1人でそれを楽しんでいる。 給仕をしているのはシエスタのみだが、 それで十分事足りているようだった。 テーブルにはイスが2脚あった。 ルイズの為に、予め用意されていたのだろう。 当たり前のように、ルイズはそこに座った。 「お楽しみみたいね」 「……君は踊らないのか?」 ルイズはふっと笑った。 「相手がいないのよ」 「そうか」 それっきり2人は黙り込み、しばらく料理に舌鼓を打つ。 やがて、ゆっくりとルイズが沈黙を破った。 「ねぇ、帰りたい? 元いた世界へ」 つまり、ルイズはDIOが異世界から来た者であると認めたのだ。 「帰りたい? ……そうだな、帰らなければならないな。 やり残したことがある」「例えば?」 DIOは珍しくも苦々しげな表情を浮かべた。 「私の運命という路上から、取り除かねばならない汚点がある」 「へえ」 「だが、今はまだ帰るわけにはいかないな」 ルイズは首をかしげた。 「この世界を私のものにしてからでも、 帰るのは遅くない」 ルイズは溜息をついた。 このDIO、やはり冗談を言っているのか、 真面目なのか、判断に困る。 取り敢えずさらっと受け流すことにして、 ルイズはワインを飲み干し、ゆっくりと立ち上がった。 DIOに歩み寄り、すっと手を差し出す。 「えぇっと、まぁ、今回は、 あんたのお陰で事をうまく運ぶことができたわ。 そこの所は……認めてあげる」 それを受けてDIOも席を立つ。 「だから、その、踊ってあげてもよろしくてよ?」 DIOは静かに笑って、御主人様の求めに答えてやることにした。 素直でないルイズは、男性の方から誘うという形を取らねば、 すぐにヘソを曲げてしまうことを、DIOは朧気ながら理解していた。 ルイズの手に接吻をして、ダンスを申し込む。 「私と一曲踊っていただけますか、ミ・レイディ?」 ルイズは微笑んでDIOの手を取った。 2人は並んで、ホールへと消えていった。 ……ちなみに、このときDIOはまだ上半身裸で、 オーダーメイドの服が届くのは、舞踏会が終わってからしばらくあとの事になる。 ―――――――――― 第一部、『ゼロのルイズ』終了!!! 第二部、『ファントム・アルビオン』へと続く!! 47へ 戻る